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漕ぐ理由は人それぞれで理由は自由でいろんな理由があってもいいと思ってます。
今日は観音マリーナから大鳥居往復の25kmコース。
最近やってる仲間がいるので久々に漕いでみました。
パドリングについて学び始めた頃、セーリングやサーフィンと違ってなんとなくスピリチュアルに感じる事があって、ケニーさんに技術的な事を教わった後に質問したことがある「どうして漕ぐのだと思いますか?」。
元々、カヌーには魂を運べるという力があると言われています。
今でも太平洋上に沢山の魂が帰れずに彷徨っていて、僕たちはいつかその魂を日本に帰してあげたいと考えています。そのプロジェクトが「Paddle for Mother Earth」です。(確かそうだったと思う . . . )
広島には原爆が投下されて数多くの人が熱さから川に身を投じて亡くなられたという悲しい歴史があります。河口から大鳥居に向かって漕ぐ時に、平和を願う気持ちを少しでも持ちながら大鳥居まで漕ぐことが自分の使命でもあるんだと意識することで意味のある航海になると勝手に考えています。
以前、広島に来られたお客さんが市内で感じた辛く重苦しい感情が、弥山が見えた途端に晴れやかな気持ちになってボードの上で涙したことがあります。彷徨ったままの魂を安寧の場所に導くことが出来れば。
たかが遊びかも知れないけど漕ぐのは本人、それぞれがそれぞれの強い意志を持って進めばいいのだと思った今日の一日。
無理な航海は禁物ですけど。。。